描写力を磨こう!『デッサン55の秘訣』

弊社のHPをご覧になる方々は、
絵を描くことが好きor描いてみたいという方が多いのではないでしょうか?
技術の向上を目指す方や、美術系の学校に進学したいと考えていらっしゃる方、
新たに絵を勉強したい!という方、趣味を増やしたい方…。

そのような方々のすべての需要に答えられるわけではありませんが、
あらゆる絵を描く上で礎となる【デッサン】を学ぶ際にお勧めの一冊をご紹介いたします。

  

今月のおすすめ『デッサン55の秘訣』です。

「絵の練習にはデッサンっていうけれど、何をどう描けばいいの~~!」という経験はありませんか?
現在この状態に陥っている方もが、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

でもそのようなときも大丈夫!

こちらの書籍は各章には5問ほど、所要時間を明記した課題があらかじめ用意されているので、
「なにをすればいいのかわからない…」という状況は起こりにくと感じます。
そういった意味でも、たいへん活用しやすいデッサン書だと思います。

また、読んで・見て・その上で自身の手を動かす、という極めて実践的な内容であるところもポイント。
絵画教室で学んでいる感覚に近いかたちでデッサンを学べます。

さらに各章の最後に、質問形式で課題に対しての自己批評(自己分析)を行うページが用意されています。
デッサンはトライ&エラーの連続ですが、はい/いいえの質問形式になっていると、
自分に一体何が足りていないのか、見えやすくなるのではないでしょうか。

私が個人的におもしろいと感じているのは第2章!
巨匠の作品を観察し、模写・模倣を通して直観と分析という2つの筆跡の使い分けを学びます。
表現方法の視野を広げるためにも大切な章です。

ゴッホによる、感情の渦のような力強いストローク!!

ドラクロア、レンブラント、マティス、ゴッホなど巨匠たちの作品を見ると、
実に個性が際立っていて、観察するだけでも発見があります。

個人的に興味深いのがモランディのハッチングを用いた絵。
マンガを描く方にはカケアミというと伝わるでしょうか?
この技法でモランディはゆっくり丹念にものを描写することを好みました。

巨匠の描写に対するこだわりや執念、向上心などを目の当たりにするとことで、
表現方法のヒントを得られるのはもちろん、なにより絵を描くモチベーションもあがります。

デッサンを始めようとしている方、レベルアップを図りたい方、
デッサンを学ぶさまざまな方に、ぜひお手に取っていただきたい一冊です!

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