アート オブ J. C. ライエンデッカー:The Art of J. C. LEYENDECKER
2016/10/13新刊 好評発売中
定価 3,190円 (本体 2,900円+税)
著者・編者 | ローレンス・カトラー&ジュディ・ゴフマン・カトラー |
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翻訳 | 大久保ゆう |
ISBNコード | 978-4-8373-0644-3 |
Janコード | 9784837306443 |
Cコード | C3071 |
サイズ・付属品 | A4変型判 247×213mm |
ページ数 | 256ページ |
原書タイトル | J. C. LEYENDECKER |
アメリカン・イラストレーションの黄金時代に数多くの作品を描き、なおかつ最大級の人気アーティストであったJ. C. ライエンデッカーは、ハンサムな男性とグラマーな女性をスタイリッシュかつ印象的に描いたことで、大衆の心をつかんだ。〈ライエンデッカー・ルック〉とも言われる、見ればすぐわかるその絵柄は、アメリカという国の顔を作り上げるのに一役買い、そこから今も知られている数多くの図案が生まれ、広告におけるブランド性を創造することとなった。ただし今に至るまで、そのアートの裏にいた本人についてはさほど知られていない。
ノーマン・ロックウェルに〈雑誌表紙の匠〉と呼ばれ、のちに私淑されることになるライエンデッカーが描いたイラストレーションは、あらゆる大手誌の表紙を飾った。また広告においても、最先端の紳士服から、アイヴォリー石鹸やケロッグのコーンフレークに至るまで、幅広い商品の宣伝を支える作品を描いたのである。とはいえ最もよく知られているのは、おそらく〈アロウ・カラーの男〉のポートレートで、これは男性として最初のセックスシンボルとなり、両性から人気を集めた初めての広告スターにもなった。この洗練された優雅な紳士のイメージが、それを見た何百万という人々の心を振るわせ、熱狂する社会に絢爛豪華なライフスタイルを売り込んだのである。しかしこのアロウ・カラーの男のモデルが、ライエンデッカーの長年の恋人たるチャールズ・ビーチであったことを知る者は少ない。同性愛に対する世間の詮索から逃れるように、ライエンデッカーは自分の私生活を詳しく語らなかった。
本書では、ライエンデッカーの600枚以上の原画・写真・広告・雑誌の表紙とともに、こんにちまで残されていた多くの謎をしっかり解明し、真実の姿をあぶり出している。
著者紹介
ローレンス・カトラー 著名な建築家にして都市環境デザイナー、作家・広告業重役・教育者。ハーバード大学やMITのほかロードアイランドデザイン学校で、建築および環境デザインの教授を歴任。ARTShows and Productsを設立し、展覧会のコーディネートや派生アート作品のライセンス業務を手がけるだけでなく、アート&アーキテクチャ同盟を創設して芸術と建築を融合させた教育活動を振興してもいる。建築・都市環境デザイン・都市計画・美術・詩などに多数の著書がある。アメリカ文明基金の創設者でもあり、またロードアイランド州のニューポートにある国立アメリカン・イラストレーション美術館の共同創立者・理事長でもある。
ジュディ・ゴフマン・カトラー 画商・作家にして、国立アメリカン・イラストレーション美術館の共同創立者・館長。『アーキテクチュアル・ダイジェスト』誌に〈誰しもが認める米国イラストレーション界の大御所〉と呼ばれる彼女は、ニューヨーク市にあるアメリカン・イラストレーターズ・ギャラリーの創設者でもある。また、前述のARTShows and Productsのみならず、アートの共同制作や景観設計、建築一般の認知向上のために振興活動を行うNPOのアメリカ文明基金を共同で設立している。多数の書籍・展覧会カタログの著者でもある。現在カトラー夫妻はロードアイランド州ニューポート在住。
目次
アメリカン・イラストレーションの黄金時代/ライエンデッカーの生涯/ライエンデッカー・ルック/商品中心の社会における広告アート/雑誌表紙の匠/書籍イラストレーション/ポスター──大衆のアート/ライエンデッカーとアメリカ写象主義者──歴史の観点から