レイの美術解剖学
2022/11/21新刊 好評発売中
定価 4,290円 (本体 3,900円+税)
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著者・編者 | レイ・ブストス 著 |
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翻訳 | 宮永美知代 |
ISBNコード | 978-4-8373-0691-7 |
Janコード | 9784837306917 |
Cコード | C3071 |
サイズ・付属品 | AB判 257×210mm |
ページ数 | 208ページ |
原書タイトル | Rey’s Anatomy—Figurative Art Lessons from the Classroom |
名だたる名門美術大学や、ディズニー&ピクサーなどで30年以上教鞭を執る、レイ教授の講義を書籍化しました!
傑出した美術解剖学の教師であるレイ教授が、解剖学と理想の人物画を描くためのアプローチ法を伝授します。板書による解説は講義そのもの。まるでレイ教授の講義を受けている感覚を味わえます。アナログでもデジタルでも、人物画を描くすべての人におすすめの1冊。
・450点以上の美しい解剖図を収録
・筋肉ごとに色分けされているので、パッと見てよくわかる
・絵画に骨格と筋肉を描き加えて、巨匠の描く人体を学ぶ
・立体的に把握できるよう、エコルシェやデジタルなどを駆使した模型も使用
「レイ・ブストスは、この驚くべき本の中で、美術解剖学に関する彼の見解を、私がこれまで見たことのないレベルまで引き上げました。一言で言えば、彼は解剖学に命を吹き込んでいるのです」エリオット・ゴールドフィンガー(アーティスト・彫刻家、『Human Anatomy for Artists』の著者)
「あなたの手の中にあるのは、本物の学問であり、人体解剖学のわかりやすい指南書です。このテーマに関するレイの知識は他の追随を許しません」ネイサン・グレノ(『塔の上のラプンツェル』共同監督)
「レイはこの本で、アーティストにとって最も困難な人体解剖学を簡単に把握できるようにまとめ、人体の謎を解き明かしました。また、読者に自信を与え、創造のモチベーションを上げているので、威圧感も感じません。この本は、解剖学を学ぶすべての人にとって必携の書です。私も自分の本棚に置いて愛用するつもりです」テリル・ウィットラッチ(クリーチャー・デザイナー、動物解剖学者)
「私は20年間、大学レベルの解剖学を教えてきましたが、いまだに彼の講義を見るたびに、いつもレイから何かを学んでいます。彼の解剖学的知識は百科事典のようであり、それをアートに反映させる能力は見事なものです」アンソニー・R・フリスシア博士(UCLA統合生物学・生理学非常勤准教授)
※本書掲載の図版およびテキストの著作権は著者に帰属しますので、権利の侵害とならないようご注意ください。
著者紹介
【著者】Rey Bustos/レイ・ブストス
1989年にアートセンター・カレッジ・オブ・デザインを優秀な成績で卒業し、イラストレーションの学士号を取得。
1990年以来、人物画、構図、2Dおよび3Dの解剖学を教え、今日では、全米でも傑出した美術解剖学の教師の一人とみなされている。また、アニメーション・ギルドの講師も務め、カリフォルニア州パサデナのアートセンター・カレッジ・オブ・デザイン、ロサンゼルス・アカデミー・オブ・フィギュラティブ・アート、カリフォルニア州カルバーシティのクライン・アカデミー・オブ・アートで教鞭を執るほか、コンピューターグラフィックス・マスターズ・アカデミー(CGMA)、ニューマスターズ・アカデミー、バーテックススクール、グノモン・スクール・オブ・ビジュアルエフェクトでオンライン授業を行っている。
【訳・監修】宮永美知代/ ミヤナガミチヨ
東京藝術大学大学院美術教育(美術解剖学Ⅱ)研究室助教。 東京国立博物館、東京医科大学客員研究員。 美術解剖学会、日本顔学会理事。1983年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程(美術解剖学専攻)修了。同大学院博士後期課程中途退学。東京大学理学部人類学教室研究生修了。1998年 博士(医学)。
著書に『美術解剖学アトラス』、『生体機能論 デザインのための人間因子』(以上南山堂)、『美女の骨格 名画に隠された秘密』(青春出版社)、『美術解剖学を基礎にした 動物デッサンの基本』(ナツメ社)、『ゼロから学ぶプロの技法 動物デッサンの基本とコツ』(ソーテック社)ほか、訳・監修した書籍に『アーティストのための美術解剖学』、『モーションを描くための美術解剖学』(共にマール社)などがある。
目次
はじめに
序文
解剖学用語
画材について
PART1 解剖学の探求
骨格
私たちに形を与えるもの
軸骨格と付属肢骨格
骨格を描く
下腿と足
下腿
足
形を確認する
足を描く
大腿と殿部
大腿四頭筋
膝の4つの側面
内転筋群
屈筋群
殿筋
4ステップで形を分析する
体幹
体幹の前面
体幹の前面を描く
骨盤
体幹の背面と肩
老化について
肩甲骨の3つの動き
腕
上腕
腕の骨格
前腕
手
利き手
男性と女性の特徴
解剖学的嗅ぎタバコ入れ
ドローイングのテクニック
頭と頸
表情
側頭筋
口輪筋とオトガイ筋グループ
咬筋
頸
頭蓋は何を伝える?
顔の造作
眼
鼻
鼻の構成
口の構成
口
耳
頭と顔を描く:地球儀法
皮下脂肪
皮下脂肪と内臓脂肪
エコルシェの芸術
人体の筋肉系
PART2 解剖学の応用
具象芸術
忠実な古典的アプローチ、解釈的なアプローチ
自分らしさを見つける
模写していいの?
プロポーションの取り方
さまざまな体型を表現する
遺体からドローイングする
人物ドローイングに「命」を吹き込む
ポーズにこだわるか、こだわらないか?
チュートリアル:解剖学から生き生きとしたドローイングへ
PART3 さらなる解剖学レッスン
日々の練習
樹木を描く
描画する手を替える
テレビから描く:モデルを自由に止める
体のパーツにフォーカスする
チュートリアル:女性と男性の立ち姿
メインフレームを捉える
骨格フレームを描画する
起始と停止:ドラムスティックの形
星座ドローイング
プロポーションのチェック:メインフレームと星座ドローイング
シルエットの作成
クイック・サムネイル(寸描)
切り紙 vs. 描画
セーム革で描く
陰影をつける
ポーズをマスターする:参考作品を選ぶ
チュートリアル:立ちポーズ
テント・ドローイング
チュートリアル:臥位を描く
動作を描く
最後のページのヒント
ギャラリー
追加の参考図版
用語解説
索引
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