中国の色彩

自然と暮らしに溶け込む伝統色

2024/04/23新刊 好評発売中

定価 2,750円 (本体 2,500円+税)

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著者・編者紅糖美学 著
翻訳金子典正 訳
ISBNコード978-4-8373-1602-2
Janコード9784837316022
CコードC3071
サイズ・付属品B5変型判 (208mm×185mm)
ページ数184ページ
原書タイトル国之色 中国传统色彩搭配图鉴

石榴紅・琥珀色・翡翠色・雪青・瑠璃藍・紫檀・月白……。

長い歴史の中で、中国の人々は日の出や空の色、植物や生活の道具など、様々なものから色の名前を考え、数多の色と共に暮らしてきました。

本書では、美しい中国の色の名前の由来や、染色の原材料、どのような服飾に使われたかなどを、鮮やかな図版と共に紹介。色名が登場する文献や漢詩などにも触れ、中国文化をより身近に感じることができます。

中国の伝統色を使った二〜四色の配色イメージや、文様デザインへの配色の応用例も掲載。イラストやデザインのためのイメージソースとしてはもちろん、小説や詩などの、言葉選びのヒントとしてもご活用いただけます。中国の風景や歳時を伝える写真が満載で、眺めるだけでも楽しい一冊です。

著者紹介

【著者プロフィール】
紅糖美学(ホンタンメイシュエ):
中国国内のデザイナーが共同で立ち上げたクリエイティブ集団。イラストレーション、コンテンツ制作、プロダクトデザインを中心に活動中。13年間に渡り中国伝統文化の美的表現を探求し、書籍、プロダクトを通じてその再生と創造に取り組んでいる。著作に『国之色 中国伝統色彩搭配図鑑』(本書)、『華之色 紋様里的中国伝統色』など。日本・韓国・欧州などの各国で翻訳出版されている。

【訳者プロフィール】
金子典正(かねこ・のりまさ):
京都芸術大学通信教育部教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。専門は仏教美術史、東洋美術史。編著に『アジアの芸術史 造形篇Ⅰ 中国の美術と工芸』(京都芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎、2013年)、 『芸術学入門 芸術鑑賞の基本』(京都芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎、2022年)など。

目次

第一章 技
中国伝統配色の五色観・中国伝統配色の口伝・色彩の印象・色彩の色相パターン
第二章 赤
茜色・朱砂・臙脂・石榴紅・曙紅・桃紅・十様錦など
第三章 黄
鵝黄・琥珀色・明黄・柘黄・琉璃黄・梔子色・赤金など
第四章 緑
祖母緑・翡翠色・柳色・碧色・青白・石緑・竹青色など
第五章 藍
群青・石青・景泰藍・黛藍・縹色・瑠璃藍・天青など
第六章 紫
葡萄色・青蓮・雪青・丁香色・絳紫・紫砂・紫檀など
第七章 褐
褐色・醤色・栗色・茶色・赭色・駝色・黄櫨・香色など
第八章 黒白
漆黒・玄色・鴉青・相思灰・蟹殻青・月白・鉛白・霜色など
第九章 二十四節気
立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒
第十章 織錦霓裳〈虹のように美しい錦の衣裳〉
漢代・魏晋・隋代・唐代・宋代・元代・明代・清代
訳注/漢文・漢詩の書き下し文と現代語訳

商品コード: 978-4-8373-1602-2 カテゴリー: ,

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