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作家たちの手紙 Writers’ Letters
2022/11/14新刊 好評発売中
定価 3,300円 （本体 3,000円＋税）
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| 著者・編者 | マイケル・バード、オーランド・バード 著 |
|---|---|
| 監修 | 沼野充義 監修 |
| 翻訳 | 福間恵、石田聖子、梅垣昌子、エリス俊子、小澤裕之、木内尭、沓掛良彦、白井史人、福井信子、見田悠子、三村一貴 |
| ISBNコード | 978-4-8373-0690-0 |
| Janコード | 9784837306900 |
| Cコード | C0090 |
| サイズ・付属品 | B5変型判 236×170mm |
| ページ数 | 224ページ |
| 原書タイトル | Writers’ Letters |
【書籍内容紹介】
本書は、この500年の間に交わされた、作家や詩人の手紙をまとめた書簡集です。
下積み時代の苦労と野心、家族や愛の話、創作期の絶頂から人生の黄昏時に思うことまで……。
言葉を自在に操った作家たちが残した私信から、その濃密な人生模様を垣間見ることができます。
「大鴉」の修正を編集者に指示するポー、愛する人への手紙に詩を添えるゲーテ、ジャン・バルジャンのごとく「闇夜」を照らそうとしたユゴー。
その筆跡からは書き手の息遣いまでが伝わって、
彼らの「知られざる作品」を読んでいるような感覚を覚えるかもしれません。
手紙原文は、各言語に対応した11人の専門家が翻訳しました。
書かれた時代背景や、作家・詩人についての解説も合わせてお楽しみください。
【池澤夏樹さん推薦文】
手紙を書く時、人は真意を伝えようと必死になる。
たとえ作家でも、また詩人でも。
─まず企画がいい。手紙というのはもっと読まれるべき文芸だから。
それに実物の写真を配するのも書き手の体温の感じがあっていい。
更にセレクションがよく、作家や詩人を簡潔に紹介する編者たちの文章がいい。
一通また一通と読んで、そのたびに何か一つ楽器が心に響くよう。
好きなのを１点選べば、筆跡ならこの手紙の４年後に自殺するシルヴィア・プラス。
文章ならドレスデンの大空襲を生き延びたことを家族に伝えるカート･ヴォネガット。
著者紹介
Michael Bird／マイケル・バード
作家、歴史家。著書・編書に『アーティストの手紙 ダ・ヴィンチ、ゴヤ、モネ、ロダン、ウォーホル…100人の気がかり』（マール社、2020）、”Studio Voices: Art and Life in Twentieth-Century Britain”、”The St Ives Artists: A Biography of Place and Time” などがある。エクセター大学英国文芸基金フェロー。
Orlando Bird／ オーランド・バード
ジャーナリスト。「テレグラフ」紙の文芸欄担当副編集長で、本や旅行関係の記事を書いている。「フィナンシャル・タイムズ」紙や「リテラリー・レヴュー」誌への寄稿もある。ロンドン在住。
監修者紹介
沼野充義／ヌマノミツヨシ
1954年東京生まれ。東京大学名誉教授、名古屋外国語大学教授。著書に、『屋根の上のバイリンガル』『ユートピア文学論』『世界文学論』など。訳書に、S・レム『ソラリス』、V・ナボコフ『賜物』、『新訳 チェーホフ短篇集』、シンボルスカ『瞬間』など。
目次
はじめに
CHAPTER1／下積み時代
W・H・オーデン／ジョン・ベリーマン／エリザベス・ビショップ／シャーロット・ブロンテ／ロバート・バーンズ／シーラ・ディレイニー／チャールズ・ディケンズ／T・S・エリオット／ケネス・グレアム／ジェラード・マンリー・ホプキンズ／フェデリコ・ガルシア・ロルカ／ノーマン・メイラー／シルヴィア・プラス
CHAPTER2／親しき仲
ジェイン・オースティン／シドニー＝ガブリエル・コレット／エミリ・ディキンスン／F・スコット・フィッツジェラルド／ギュスターヴ・フローベール／サミュエル・ジョンソン／ジェイムズ・ジョイス／ガブリエラ・ミストラル／ジョルジュ・サンド／ガートルード・スタイン／ジョナサン・スウィフト／ヴァージニア・ウルフ／与謝野晶子
CHAPTER3／歴史の証人
ヴェラ・ブリテン／ガブリエーレ・ダンヌンツィオ／スタール夫人／オラウダ・イクイアーノ／ジョージ・エリオット／ デシデリウス・エラスムス／ヴィクトル・ユゴー／ゾラ・ニール・ハーストン／ベン・ジョンソン／シーグフリード・サスーン／マリーナ・ツヴェターエワ／マーク・トウェイン／カート・ヴォネガット
CHAPTER4／すべては愛のため
ギヨーム・アポリネール／エリザベス・バレット／ロバート・ブラウニング／ジョン・ダン／E・M・フォースター／メアリー・ゴドウィン／ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ／ジョン・キーツ／フィリップ・ラーキン／アイリス・マードック／ジョン・オズボーン／ライナー・マリア・リルケ／パーシー・ビッシュ・シェリー
CHAPTER5／受難の時期（とき）
シャルル・ボードレール／ヴァルター・ベンヤミン／フランシス・バーニー／ミゲル・デ・セルバンテス／ダニエル・デフォー／W・S・グレアム／ハインリヒ・ハイネ／フランツ・カフカ／D・H・ロレンス／マルセル・プルースト／ポール・ヴェルレーヌ／オスカー・ワイルド
CHAPTER6／文芸界の実務
チヌア・アチェベ／オノレ・ド・バルザック／アンジェラ・カーター／ジョゼフ・コンラッド／トマス・ハーディ／ヘンリック・イプセン／ジャック・ケルアック／ハーマン・メルヴィル／ヨネ・ノグチ／エドガー・アラン・ポー／クリスティーナ・ロセッティ／ウィリアム・バトラー・イェイツ
CHAPTER7／大御所が語る
サミュエル・ベケット／ハリエット・ビーチャー・ストウ／アントン・チェーホフ／ヘルマン・ヘッセ／ジョージ・バーナード・ショウ／スーザン・ソンタグ／アルフレッド・テニスン／レフ・トルストイ／ウィリアム・ワーズワース／エミール・ゾラ
CHAPTER8／人生の終わりに
ジョージ・ゴードン・バイロン／ウラジーミル・マヤコフスキー／キャサリン・マンスフィールド／アルチュール・ランボー／唐寅／メアリー・ウルストンクラフト／シュテファン・ツヴァイク／パトリック・ホワイト
