鳥の描き方マスターブック
2016/04/27新刊 好評発売中
定価 2,090円 (本体 1,900円+税)
著者・編者 | ジョン・ミューア・ローズ |
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翻訳 | 森屋利夫 |
ISBNコード | 978-4-8373-0199-8 |
Janコード | 9784837301998 |
Cコード | C3071 |
サイズ・付属品 | B5 |
ページ数 | 128ページ |
原書タイトル | The Laws Guide to DRAWING BIRDS |
本書は、鳥の描き方を分かりやすく解説した技法書です。
アーティストであり、博物学者でもある著者が、圧倒的な画力と知識でいきいきとした鳥を描くテクニックを伝授!
骨格・生態を理解して描く手法により、スズメなどの身近な鳥から人気の猛禽類まで、魅力的な動きの一瞬をとらえることができます。
解剖学に基づいた解説は、フィールドスケッチにはもちろんのこと、人体デッサンの上達にも直結し、あらゆるイラストを描く基礎として役立ちます。
※本書掲載の図版およびテキストの著作権は著者に帰属しますので、権利の侵害とならないようご注意ください。
著者紹介
ジョン・ミューア・ローズ氏は博物学者であり教育者、アーティストでもある。カリフォルニア大学バークレー校から資源保全研究で学位を、モンタナ大学ミズーラ校から野生生物学の学位を取得、同氏の作品がカリフォルニア大学サンタクルーズ校から科学イラストに認定される。オーデュボン・トゥギャザーグリーンのフェロー、カリフォルニア科学アカデミーのリサーチ・アソシエートでもある。
目次
謝辞
はじめに
【Chapter1】鳥の描き方の基本
鳥を描く楽しさ
ステップ1〜6で鳥を描く
姿勢を示す軸線
各パーツ間のバランス
頭部の位置
直線の傾き
フォルムを正しく捉えられたらほぼ完成
ステップ・バイ・ステップ:アメリカムシクイを描く
ステップ・バイ・ステップ:スズメを描く
【Chapter2】鳥の解剖学をマスターしよう
鳴き鳥の嘴の仕組み
頭蓋が動く仕組み
羽毛群と模様
ステップ・バイ・ステップ:頭部の細部を描く
頭部の動き
頭部の角度
全身の羽毛
羽毛の感じを出す
胸の羽毛
胸の模様
背の羽毛
翼の関節の連動システム
翼を広げる
翼を描くコツ
さまざまな翼の特徴
ステップ・バイ・ステップ:翼を描く
テクニックの急所
翼の細部を暗示
尾の形と構造
尾の動き方と遠近表現
大腿骨のつながり
鳥をバランス良く描くコツ
鳥の足の構造を知る
鳥の足を単純化
脚の位置と角度
鳥の脚の細部
心を映す窓
玉虫色
【Chapter3】鳥の細かい描写のコツ
猛禽
猛禽の骨格構造
猛禽の羽毛
ステップ・バイ・ステップ:ハヤブサを水彩で描く
水鳥を描く
頭部と尾の角度
カモの細部を描く
カモの頭部
水鳥の動き
ステップ・バイ・ステップ:アカオタテガモ
渉禽を描く
渉禽の頭部
ステップ・バイ・ステップ:渉禽に明暗をつける
ハチドリ
【Chapter4】飛んでいる鳥を描く
飛んでいる鳥の骨組みを描く
飛ぶ鳥の骨組みに角度をつける
角度の違いで翼に遠近感をつける
翼端の描き方
飛んでいる鳥の模型を作る
飛んでいる小型の鳥を描く
翼下面の構造
ステップ・バイ・ステップ:飛んでいるオオガラスを描く
【Chapter5】フィールドスケッチ
野外で絵を描こう
フィールドスケッチと鳥類検索図鑑の違い
野外で鳥を観察
フィールドスケッチの修行
動いている鳥を描く
生息地の鳥たち
旅先でスケッチ
希少種の文書化
【Chapter6】画材とテクニック
ドローイングスキル向上の秘訣
光と影を観察
面と質感
ネガティブスペースを使う
さまざまな形の集まりと考える
奥行を出す
私の好きな画材
早描きスケッチのコツ
携帯用水彩パレット
紙の選び方
薄い地色のついた紙に描く
レッド、ブルー、イエローは色材の三原色ではない
色相環を作り直す
色鉛筆で描く
ステップ・バイ・ステップ:アメリカムシクイを色鉛筆で描く
ステップ・バイ・ステップ:ミクストメディアでステラーカケスを描く
水彩絵の具の選び方
水彩のテクニック
補色を混色する
ステップ・バイ・ステップ:ミクストメディアでホシムクドリを描く
参考資料を利用する
参考文献
イラストの索引
著者について